京都アニメーション放火殺人事件(京都市伏見区放火殺人事件、2019年07月18日)の資料収集の会

(元・オウム真理教事件・資料収集および独立検証の会、できるかぎり同時進行)

『カラマーゾフの兄弟』第1篇

『カラマーゾフの兄弟』P030-033   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦27日目]

ャに強い印象を与えたらしい。長兄ドミートリイのほうとは、同腹の兄イヴァンよりもずっと早く、また深く、知り合うことができた。(そのくせ、長兄のほうが遅れて帰って来たのである)。僕は兄イヴァンの性質《ひととなり》を知ることに非常な興味をいだい…

『カラマーゾフの兄弟』P026-029   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦26日目]

の僧院で長老に逢ったのである。 それは前に述べたように長老ゾシマである。ここでわが国の僧院における長老とは何ぞや、ということについて一言説明を要するけれど、残念ながら筆者はこの方面において、あまり確かな資格がないような気がする。とはいえ、ち…

『カラマーゾフの兄弟』P014-025   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦25日目]

あなたにお礼をして下さりましょう』と仔細らしい調子で言った。『何といったってお前は阿呆だよ!』夫人は行きしなにこう叫んだ。フョードルは事件ぜんたいを照り合せて考えた後、なかなか結構なことだと思っだので、将軍夫人の手もとで子供を養育する件に…

『カラマーゾフの兄弟』P003-013   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦24日目]

誠に実に爾曹に告げん、一粒の麦もし地に落ちて死なずば唯一つにてあらん。もし死なば多くの実を結ぶべし (ヨハネ伝第十二章二十四節)著者より 余は自分の主人公アレクセイ・フョードロヴィッチ・カラマーゾフの伝記に着手するに当って、一種の疑惑に陥っ…