京都アニメーション放火殺人事件(京都市伏見区放火殺人事件、2019年07月18日)の資料収集の会

(元・オウム真理教事件・資料収集および独立検証の会、できるかぎり同時進行)

メモ

メモ028 はんぱなひねくれものは、いざというときに役に立たない

しかも、こざかしい者は、「すいません、役に立てません」とビビることすらできない。やまもといちろう 公式ブログ - 「京アニ放火事件」が日本社会や司法に強く問いかけるもの - Powered by LINEやまもといちろう氏には、「てえめの言ったことを数えてから…

メモ027 簡単なメモ インターネット上では、過去の作品のなかで、なにが公開されにくいのか?――谷崎潤一郎と江戸川乱歩を例に

30分で書いた。簡単なメモである。青空文庫で、公開されにくい作品がある。青空文庫の作業には、ほぼ自由に参加できるので、いったいどういう作品が、公開されにくいのか、わたしは不思議に思っていた。 以下、2016年に著作権が切れた、谷崎潤一郎と江戸川乱…

メモ026 京都アニメーション放火殺人事件の後を観察して、メディア批判の98%はまったく役立たずだと気がついた

京都アニメーション放火殺人事件で、実行犯Aのパソコンの解析結果が出てこないのを異常だと考えていた。京都アニメーション パソコン 解析 - Google 検索 念のために、「スマートフォン」など、別のキーワードで入力してみたが、やはり利用記録がまったく公…

メモ025 憲法記念日に インターネット文化になにができるか?

電子書籍がひろまってから、約10年がたっている。 しかし、いろいろ復刊された本があるが、私が知るかぎり、個人(熱心な)の電子データのもちこみというのはないようだ。 朝日新聞は、『オウム法廷』全13巻の電子データのもちこみについて、ひきとり不可能…

メモ024 伏見事件について(その3) 計画的犯行?

検索結果|京都新聞伏見事件の関連記事をざっと読んだ。 伏見事件の実行犯Aの部屋から押収されたもののなかには、計画的犯行、とくに放火の計画性をしめすようなものがみあたらない(らしい)。建物の図面などの情報も、ガソリンの性質の情報についての記事…

メモ023 2020年12月31日までに、意外なところ(医療・医学関係機関)でコロナウイルスの集団感染がおきる可能性がある。

これは予言ではなく、単純な予想である。 日本社会ではいろいろな”力量”が落ちている。政治家の力量、出版社の力量、文系学問の力量、歴史認識の力量……。科学技術者の力量が落ちていないという理由はどこにもない。 わたしが特に注目するのは、『原発事故は…

メモ022 このままでは、2025年までに、東海村臨界事故なみの事故、もしくは事故未遂がおきる可能性は50%

高木仁三郎氏の1998年~2000年の本をよく読めばそのことがよくわかる。

メモ021 オウム事件の判決文に見る「計画的」という単語

ふと思いついて、オウム事件の判決文で「計画的」という単語がどれだけ使われているか、調べてみた。計画的 の検索結果 - オウム真理教事件・資料収集および独立検証の会ほぼ全員に「計画的」という単語が使われている。ただし、麻原(松本)の判決文で「計…

メモ020 オウム真理教の1995年3月22日の強制捜査への対策が、資料を読んでも全体像がわからない

25年前の今日、1995年3月22日は、オウム真理教の本部ふくめた関係各所に強制捜査がされた日である。 オウム事件を検証するとき、オウムの強制捜査対策の実態を再確認することは、十分意味がある。 いざというときにどういう判断をするか(交渉するか、退却す…

メモ019 1995年3月21日のオウム真理教はどんな様子だったか?

1995年3月21日のオウム真理教はどんな様子だったか? 実は、よくわからないのである。 じつは、『オウム法廷』全13巻、『「教祖」法廷全記録』全8巻をすべて読んでも、ほんとうにわからない。 うっかり忘れているんじゃないか、と思えるぐらいである。 「二…

メモ018 伏見事件について(その2)

アニメの理想郷で起こった悲劇 | Hollywood Reporterこの記事を読んで、思い出したのは以下の言葉である。 〇その人はどういう人かな? (What is he like?) 「同性の一人と親密な関係を樹立できたか」 『サリヴァンの精神科セミナー』(2006年、R・G・ク…

メモ017 オウム事件には、”虚偽自白のような証言”がいくつもある。しかし、なぜかそれを指摘する人が少ない。

地下鉄サリン直前のオウムの状況は、今の日本社会と重複する(森達也) | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト 「地下鉄サリン事件が起きる少し前、上九(一色村のサティアン)にいたとき、遠くの空にヘリコプターが見えたんだ…

メモ016 『オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり』(門田隆将)について

ルポライターの門田隆将氏が話題になっているので、門田氏の著作、『オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり』(以下、『オウム死刑囚』と略)についてわたしが判断したことを書くことにする。わたしが『オウム死刑囚』を読んで不満だった…

メモ015 「過失致死傷の常習犯」であるオウム真理教、そして「目黒事件」

今日は3月1日、三一独立運動のはじまった日であり、また、第五福竜丸事件があった日である。 しかし、今回は別のことを書くことにする。 3月1日は、オウム真理教事件の、いわゆる「目黒事件」で、誘拐(拉致)されたKさんが死亡した日である。実行犯の証言に…

メモ014 新実智光は、「目黒事件」に参加していない

オウムの一連の(起訴された)事件のなかで、新実智光がただ一つ参加していないのが、いわゆる「目黒事件」である。 なぜ?

メモ013 1995年3月ごろ、オウム真理教は金に困っていたか?

公証人役場事務長逮捕監禁致死事件 - Wikipedia今日は、「目黒事件」のおきた日である。 ふと疑問に思ったことがある。 オウムは金に困っていたのか? こういう事件は普通、加害者が金に困っているときにおきる。 しかし、資料を読んでいても、そういう証言…

メモ012 オウム真理教の脱走者対策は、犯罪組織とは思えないほど不十分なものだった

重要な結論を書く。オウム真理教の脱走者対策は、あれだけの犯罪を実行した犯罪組織とは思えないほど不十分なものだった。 以下、『オウム法廷』全13巻(降幡賢一)において、「脱」で検索した結果をしめす。 1上巻 74件、1下巻 71件2上巻 64件2下…

メモ011 厚生労働省その他の、感染経路調査は十分なものでない可能性がある

クルーズ船下船の栃木の60代女性感染確認 下船者の感染は初 | NHKニュース 新型ウイルス 北海道で新たに9人の感染確認 計17人に | NHKニュース このうち函館市の病院に勤務する50代の看護師の女性は、すでに感染が確認されている七飯町の町議会議員の男性が…

メモ009 橋本岳・厚生労働副大臣”も”新型コロナウイルスに感染している可能性がある(追記あり)

はしもとがく(橋本岳) (@ga9_h) | Twitter 橋本岳・厚労副大臣が「清潔ルート」「不潔ルート」の写真を投稿。まもなく削除(ダイヤモンド・プリンセス号) | ハフポスト 「声を上げられないスタッフを代弁してくれた」岩田健太郎氏の動画に、船内スタッフ…

メモ008 相模原事件について その1 オウム事件の調査にかかわった経験を参考に

https://www.youtube.com/watch?v=W3X3RSmf7ds&feature=emb_logo https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-iwata?utm_source=dynamic&utm_campaign=bfsharetwitter 新型コロナウイルスの問題で、あたらしい動きがあったので、私自身もっといそが…

メモ007 松本サリン事件で、実行犯全員が、教団が製造したサリンの致死性をただしく認識していなかったかもしれない(修正あり)

特に、村井秀夫、遠藤誠一、中川智正、新見智光の4人の認識が問題になる。・散布前に致死性を確認する実験(人体実験をふくめて)を行っていない。 ・散布の準備をした車に、防護服を積んでいない(「宇宙服」と呼ばれるものではなく、ビニール袋で作ったも…

メモ006 オウム真理教のサリン製造担当者が、その毒物としての性質をきちんと理解していた根拠は、ほとんどないのかもしれない?

人体実験も、実験結果の記録も、サリンプラントの計画の変更も、防護の準備も、不十分かなし。 まだ全部を調べていないが、もしこれが正しいとすると、オウム真理教のサリン製造担当者が、その毒物としての性質をきちんと理解していた根拠は、ほとんどない、…

メモ005 伏見事件について(その1)

伏見事件について。 犯罪事件なので、こっちに書く。実行犯Aは、おそらく事件直前の1週間(もしくは1か月間)、インターネット上で犯行予告めいた書き込みをしていないだろう。 報道されていた、去年11月だったかの犯行予告めいた書き込みは、たぶん別人の…

メモ005 『オウム法廷』(降幡賢一)全13巻の電子化が完了した(いちおう)

2019年9月はじめからはじめた、『オウム法廷』(降幡賢一)全13巻の電子化が、やっと完了した(いちおう)。 つぎは、最終的な校正の作業をする。

メモ004 地下鉄サリン事件において、サリンを撒くことと強制捜査を回避することをきちんと関係づけた言動をしていたオウム真理教信者は、たぶん一人もいない

ここまではっきりいうと、驚かれる人が多いだろうが、判決文などの裁判資料にもとづけば、こう結論しないといけないだろう。 すくなくとも、1995年3月20日の時点で、警察の動向を担当していた信者の存在が(兼務であれ)確認できない。 考えてみれば、裁判の…

メモ003 地下鉄サリン事件(1995年3月20日)における新見智光の”非積極さ”

※以下、特に断りがないかぎり、名字だけで表記することが多くなることをお断りさせていただきます。 「自治省大臣」新実智光は、多くのオウム信者の中でも、もっとも多くの事件に参加した人物である。「教祖と弟子の相互作用」の当事者、もしくはその場面を…

メモ002 「脱落者」の問題を説明できずに、オウム事件を説明したことにならない。

日本軍の歴史について一定以上の知識のある人が、オウム事件についての資料を一定以上読めば、「脱落者」に対する甘い態度に驚くことだろう。 日本軍には、「生きて虜囚の辱を受けず」という教えが極めて強い影響をもっており、これが原因で死傷した人の数は…

メモ001 オウム事件とは、「戦争経験」の一つである。

オウム事件は、「戦争経験」の一つととらえるべきである。 兵器を使って、警察官と民間人と「スパイ」を殺傷したのだから。 十五年戦争研究を数百時間やった私が、オウム事件にとりくむのも、何の不思議もない。むしろ、これまでしなかったことがおかしいの…