https://www.youtube.com/watch?v=W3X3RSmf7ds&feature=emb_logo
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新型コロナウイルスの問題で、あたらしい動きがあったので、私自身もっといそがしくなってしまった。
そのため、不完全なかたちになるが、ここで相模原事件についてのメモを書くことにする。
相模原障害者殺傷 弁護士“被告は心神喪失” 無罪主張し結審 | NHKニュース
現代日本の新自由主義(優生思想)を背景とした事件である、ということを私はまったく肯定する。
しかし、それだけなのだろうか。ひょっとしたら、わたしたちはもうひとつ大きな問題をかかえこんでいるのかもしれない。
なぜこういうことをいうのかといえば、実行犯のU自身は、自分自身の優生思想が、自分が生きている現代日本の優生思想から非常に大きな影響をうけている、ということをあまり意識していないらしい、ということである。報道された、裁判での証言をみるかぎり、そういっていいと思う。
被害者遺族などからの厳しい質問に、Uが予想以上に簡単に動揺したことは、これをうらづけている。
わたしの指摘が正しいとするならば、驚くべきことである。
Uは、特に大きな社会的・思想的契機がなかったのに、あのような極端な行動を実行したのだから。
わたしは報道を見ながら、松本智津夫の裁判でのふるまいを思いださざるをえなかった。
(つづく)