京都アニメーション放火殺人事件(京都市伏見区放火殺人事件、2019年07月18日)の資料収集の会

(元・オウム真理教事件・資料収集および独立検証の会、できるかぎり同時進行)

コロナ流行下での大学生への金銭支援について思うこと(追記あり)

学生に最大20万円給付決定 対象は? 手続きは? 支給時期は? | NHKニュース
いまから、ほとんどの人を怒らせるようなことを書く。

わたしは、5月12日から、親類の学生1人を支援している。3か月270時間、27万円分の雇用事業である。

コロナ感染拡大によって生活苦においちった学生1人を支援しています(期間限定公開)(追記だらけです) - オウム真理教事件・資料収集および独立検証の会


さて、このニュースを見たあと、「学生 支援 ニュース」でいろいろ調べたのだが、わたしのように、個人で約30万円の雇用事業(※1)をはじめた、大学の先生(やスポンサー)はいないようだ。
これはなにを意味するか。
大学の先生の資金あつめが近年きびしいとニュースでときどき聞くが、日本のすべての大学の先生(やスポンサー)の全員が、すぐに30万円だすことができない、ということはないだろう。
ということは、「30万円出すのをしぶっている」、または、「すぐに30万円出してもいいと考える仕事をもっていない」ということではないだろうか?
そういう姿を大学生が見てどう思うか。「この人、なんというか、安いな」と思うのではないだろうか? 少なくとも、わたしは、そう思う。言いはしないが。
わたしは、もしくは、わたしの先生はちがう、という人がいたら、ぜひともコメント欄に書きこんでほしい。
大学の先生も、まったく金がないんです、という人がいたら、これも、ぜひともコメント欄に書きこんでほしい。

いざというときに、30万円以上の価値のある人間にはなりたいものである。



※1 というほどの金額ではないが。


…………

追記
(以下、敬称略)

インターネット利用者たちは、ドストエフスキーに約20万円出した。トルストイに約10万円だした。谷崎潤一郎に約25万円出した。
夏目漱石に50万円以上、夢野久作に40万円以上だしたことを考えると、出すのをしぶっているといえる。じっさい、わたしはドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』第8篇から第13篇に10万円だした。
青空文庫 Aozora Bunko
ロシア・Достое́вский地域での業務日記 10日目 - オウム真理教事件・資料収集および独立検証の会


インターネット利用者は、高木仁三郎原田正純梶村秀樹中村哲などに、いくら出すだろうか。
出した金が、インターネット文化の本当の値段である、といっていい。

インターネット文化は、本当の価値の10倍ほど過大評価されているはずである。しかも、その原因が出すのをしぶっている、という理由なのである。