京都アニメーション放火殺人事件(京都市伏見区放火殺人事件、2019年07月18日)の資料収集の会

(元・オウム真理教事件・資料収集および独立検証の会、できるかぎり同時進行)

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ロシア・Достое́вский地域での業務日記 20日目

九州北部で感染拡大か? どういう経路か? 経路がわかればわかるだけ、本当の安心ができるようになるはず。2日前に、あまりにくだらない新聞記事を読んだ。調べてわからなかったら、わからないとはっきり言え、そうでないと読者が混乱するだろうが。 対策に…

『カラマーゾフの兄弟』P345-345   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦20日目]

第七篇 アリョーシャ 第一 腐屍の香 永眠せる大主教ソシマ長老の遺骸は、官位に相当する一定の儀式をふんで葬らなければならなかった。人々はその準備に着手した。これは誰しも知るところであるが、僧侶や隠遁者の死体は湯濯しないことになっている。『僧位…

『カラマーゾフの兄弟』P334-345   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦20日目]

か、人間の同胞的団結とかいう思想が、だんだん世の中に湮滅していって、今ではほとんど冷笑をもって迎えられるようにさえなった。実際、みずから案出した無数の欲望を満足させることにのみ馴れた囚われたる人間が、どうして自分の習慣から離れることができ…

京都新聞へ、京都アニメーション放火殺人事件の報道についての公開質問状

以下の公開質問状を、京都新聞にメールで送りました。メールアドレスは、以下のものを使用しました。 「読者に応える」みなさんの疑問や困りごとをお寄せください。 京都アニメーション放火殺人事件の報道についての公開質問状京都新聞社さまへ わたしは、20…

『カラマーゾフの兄弟』P322-333   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦19日目]

こんなこともつけたした。『わたくしはこのことばかり考えているのです。』余の顔を見て微笑し、『わたくしはそれをあなた以上に確信するものです。なぜかってことは、あとでおわかりになりますよ。』 これを聞いて余は心の中で思った。『この人はきっと何か…

『カラマーゾフの兄弟』P310-321   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦18日目]

講義するわけにゆかぬ。よしルーテル派やその他の異教徒が、羊の群を奪い始めようとも、勝手に奪わせるほかはない。自分らの収入が少いのだから、などと断言して憚らないものさえある。ああ、神よ、彼らのためにかほどまで貴き収入を、いま少し多分に与えた…

『カラマーゾフの兄弟』P298-309   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦17日目]

県内でも一ばん丁寧な注意ぶかい医者てかなり年輩の上品な老人であった)、これはなかなか激烈な発作だから、『心配な結果にならないともかぎらぬ』、しかし、今のところ、まだはっきりしたことはわからないが、もし今日の薬がきかなかったら、明日また別な…

メモ026 伏見事件について(その4) こんな無内容な記事を平気で書く連中に、わたしは激怒している

以下の社説を3回読んで、あまりの無内容さに引き裂いてやろうかと思った。社説:京アニ事件逮捕 襲撃の動機、真摯に語れ|社会|社説|京都新聞 京アニ放火逮捕 真相の徹底的な解明を:東京新聞 TOKYO Web社説というのは、もってる有利な情報はすべて書いて…

『おかしな人間の夢』その2(完)   (『ドストエーフスキイ全集15 作家の日記下』P129~P136、1970年、米川正夫による翻訳、筑摩書房)[挑戦16日目]

苦しんだのだ。おお、おれはすぐにその時でさえ悟ったのだが、多くの点について、おれはぜんぜん彼らを理解できそうもないと思った。現代のロシヤ人であり、ペテルブルグの進歩主義者であるおれにとっては、たとえば、彼らがあれだけ多くのことを知りながら…

ロシア・Достое́вский地域での業務日記 15日目

日本の緊急事態宣言、すべて解除された。 データの信用性にかなり不安があるものの、感染者が減っていることは間違いないようだ。 日本において、死傷者が比較的少なかったのは、運がよかったところが大きかった。はっきりいって、経済の被害は比較的大きか…

『おかしな人間の夢』その1   (『ドストエーフスキイ全集15 作家の日記下』P117~P128、1970年、米川正夫による翻訳、筑摩書房)[挑戦15日目]

おかしな人間の夢 ――空想的な物語―― 1 おれはおかしな人間だ。やつらはおれをいま気ちがいだといっている。もしおれが依然として旧のごとく、やつらにとっておかしな人間でなくなったとすれば、これは、位があがったというものだ。だが、もうおれは今さら怒…

『おとなしい女』その4(完)   (『ドストエーフスキイ全集14 作家の日記上』P533~P537、1970年、米川正夫による翻訳、筑摩書房)[挑戦14日目]

ろが、朝になると…… 朝になると※[#疑問符感嘆符、1-8-77] 気ちがい、この朝は、今日のことではないか、まださっき、ついさっきのことではないか! よく聞いて、思いをいたしてもらいたい。さきほど(これは昨日の発作の後のことである)、わたしたちがサ…

『おとなしい女』その3   (『ドストエーフスキイ全集14 作家の日記上』P521~P532、1970年、米川正夫による翻訳、筑摩書房)[挑戦13日目]

った」のである。夜中に彼女は譫言《うわごと》をいいだし、翌朝になって、悪性の熱病とわかった。彼女は六週間、床についてしまった。 第 2 章 1 傲慢の夢 ルケリヤはたった今、このままわたしのところに住みつこうと思わない、奥さんの葬式がすんだら、…

『おとなしい女』その2   (『ドストエーフスキイ全集14 作家の日記上』P509~P520、1970年、米川正夫による翻訳、筑摩書房)[挑戦12日目]

創らざるを得なかったのだ、――だが、実際、わたしはなんだって自分をそしっているのか! システムは真摯なものであった。いや、まあ、聞いてもらおう、人を裁くなら、事柄を知ったうえで裁くべきだ……そこで、聞いてもらおう。 さて、どんなふうに始めたもの…

『おとなしい女』その1   (『ドストエーフスキイ全集14 作家の日記上』P497~P508、1970年、米川正夫による翻訳、筑摩書房)[挑戦11日目]

作家の日記十一月おとなしい女 ――空想的な物語―― 著者より わたしはまずもって読者諸君に、今度、いつもの形式をとった『日記』の代わりに、一編の小説のみを供することについて、お許しを願わねばならぬこととなった。しかしながら、事実一か月の大部分、わ…

ロシア・Достое́вский地域での業務日記 10日目

中間報告第8篇 『カラマーゾフの兄弟』第8篇 カテゴリーの記事一覧 - オウム真理教事件・資料収集および独立検証の会第9篇 『カラマーゾフの兄弟』第9篇 カテゴリーの記事一覧 - オウム真理教事件・資料収集および独立検証の会第10篇 『カラマーゾフの…

『カラマーゾフの兄弟』P154-161   (『ドストエーフスキイ全集』第13巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦10日目]

たった一冊しかないことや、僕がそれよりほかこの種類のものを何にも読んでないことを知ったらどうだろう? コーリャはふとこう考えついて、思わずぞっとした。) 「どうしてどうして、そんなことはありません。私は笑ってやしません。君が嘘を言われるなん…

コロナ流行下での大学生への金銭支援について思うこと(追記あり)

学生に最大20万円給付決定 対象は? 手続きは? 支給時期は? | NHKニュース いまから、ほとんどの人を怒らせるようなことを書く。わたしは、5月12日から、親類の学生1人を支援している。3か月270時間、27万円分の雇用事業である。コロナ感染拡大によって生…

『カラマーゾフの兄弟』P142-153   (『ドストエーフスキイ全集』第13巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦9日目]

んと開けて、布ぎれのように青ざめた顔をしながら、何だかひどく飛び出たような大きな目で、じっとコーリャを見つめていた。コーリャもこういう瞬間の病人に与える影響が、どれほどまでに恐ろしく、致命的なものであるかを知っていたら、決してこんなとっぴ…

『カラマーゾフの兄弟』P130-141   (『ドストエーフスキイ全集』第13巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦8日目]

たフロックを着け、短く刈り込んだ頭にはソフトを被っていた。これが非常に彼の風采を上げて、立派な美男子にして見せた。彼の愛らしい顔は、いつも快活そうな色をおびていたが、この快活は一種の静かな落ちつきをおびていた。コーリャが驚いたのは、アリョ…

『カラマーゾフの兄弟』P118-129   (『ドストエーフスキイ全集』第13巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦7日目]

嬉しそうに先に立って駈け出した。コーリャは玄関を通るときに、『ちびさん』の部屋の戸を開けた。二人は前のとおりテーブルに向って腰かけていたが、もう本を読まないで、やっきとなって何やら言い争っていた。この子供たちはさまざまな世の中の問題につい…

『カラマーゾフの兄弟』P111-117   (『ドストエーフスキイ全集』第13巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦6日目]

第十篇 少年の群 第一 コーリャ・クラソートキン 十一月の初旬であった。この町を零下十一度の寒さがおそって、それと同時に薄氷が張り初めた。夜になると、凍てついた地面に、ばさばさした雪が少しばかり降った。すると『身を切るようなから風』がその雪を…

伏見事件 新聞記事・雑誌記事の一覧 『京都新聞』その1(2019年7月18日-11月21日)

※以下の記事は、txt形式での保存をしています。 ※可能なかぎり、「ウェブ魚拓」に登録しています。 ※実行犯Aの、家を出る前の動向(推測ふくむ)”のみ”をを引用します。理由は、家を出た後の動向は、警察発表その他の資料でじゅうぶん検討できるから、とし…

ロシア・Достое́вский地域での業務日記 5日目

やっと、第13地区がおわった。 別の件。 5月16日は、Aという人の記事を書かないといけないのだが、いそがしくて何の用意もない。あした、かわりに、伏見の事件の資料について書かないといけない。 伏見事件 カテゴリーの記事一覧 - オウム真理教事件・資料収…

『カラマーゾフの兄弟』P370-381   (『ドストエーフスキイ全集』第13巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦5日目]

がら立ちどまった。ミーチャはっと立ちあがった。その顔には驚愕の色が現われていた。彼はさっと蒼くなったが、すぐにおずおずした、哀願するような微笑が、唇の上に閃めいた。と思うと、彼はいきなりわれを忘れて、カーチャのほうへ両手を伸ばした。それを…

『カラマーゾフの兄弟』P360-369   (『ドストエーフスキイ全集』第13巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦4日目]

第十三篇 エピローグ 第一 ミーチャ救済の計画 ミーチャの公判後、五日目の早朝まだ九時ごろに、アリョーシャはカチェリーナを訪れた。それは彼ら二人にとって重要な一つの事件について、最後の相談をしたうえ、ある依頼をはたすためであった。彼女は、いつ…

ロシア・Достое́вский地域での業務日記 3日目

やっと12地区の調査をおえた。 イギリスの諜報員、サマセット・モームが「第12地区の奥地は長すぎて調査する価値はほとんどない」といったそうだが、わたしはそう思えなかった。

『カラマーゾフの兄弟』P344-359   (『ドストエーフスキイ全集』第13巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦3日目]

三千ルーブリなどという大金を、生れて初めて見たのであります(私はとくにこのことを彼にただしてみました)。ああ、嫉妬ぶかい野心のさかんな人間に、決して大金を見せるものではありません。ところが、彼は初めてそのまとまった大金を見たのであります。…

『カラマーゾフの兄弟』P328-343   (『ドストエーフスキイ全集』第13巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦2日目]

決を下して、いやが上にその声を挑発し、ますます高まりつつあるその憎悪を受くるなからんことを!………」 一言につくすと、イッポリートは非常に熱してはいたけれど、十分|感動的《パセチック》に論を結ぶことができた。実際、彼が聴衆に与えた印象はすばら…

ロシア・Достое́вский地域での業務日記 1日目

以下、ひまつぶしに書いた業務日記のようなものです。ものすごくひまな人以外、読む必要はないです。