ロシア・Достое́вский地域での業務日記 58日目
国民化(と”社会人”化)の過程の分析を一から組み立てなおさないといけない。オウム事件とJCO臨界事故の時がそうだった。各政治事件と、相模原・伏見・川崎・そして座間の事件、この4つは間違いなく政治上の事件である。
すこし、息つぎ。
『ドラえもん』と藤子・F・不二雄の伝記を読んでいて思ったこと。1970年―1973年に、すこしでも評価した人がみつからないということ! 同年代の『おそ松くん』『ブラック・ジャック』、年下の『クレヨンしんちゃん』『名探偵コナン』『プリキュア(シリーズ)』、もっと年下の『鬼滅の刃』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』では、そのようなことはなかったはずである。『ドラえもん』がこの時期にまともな評価をされなかったとするならば、それはポピュラーカルチャーの歴史において重大な負の歴史である。ちなみに、藤子・F・不二雄はどの部門の星雲賞も受賞していない。
現役50年をよい機会として、無反応に耐えた時期を振り返ってやるべきだ。今のマンガを背負う人たちが、それができないほど、ひよわで情けないはずがない。