京都アニメーション放火殺人事件(京都市伏見区放火殺人事件、2019年07月18日)の資料収集の会

(元・オウム真理教事件・資料収集および独立検証の会、できるかぎり同時進行)

メモ006 オウム真理教のサリン製造担当者が、その毒物としての性質をきちんと理解していた根拠は、ほとんどないのかもしれない?

人体実験も、実験結果の記録も、サリンプラントの計画の変更も、防護の準備も、不十分かなし。
まだ全部を調べていないが、もしこれが正しいとすると、オウム真理教サリン製造担当者が、その毒物としての性質をきちんと理解していた根拠は、ほとんどない、ということになる。
おどろくべきことだが、もし本当だとすると、これまでの議論の半分以上をやりなおさないといけなくなる。

おそらく、松本・地下鉄サリン事件と、JCO臨界事故(もんじゅ事故ではない)を関連づける人がいないのは、技術思想にとって非常にまちがった、不幸なことだった。私は、『原発事故はなぜくりかえすのか』(高木仁三郎)を読み直して、この2つを関連づける決心をした。