2019-12-17から1日間の記事一覧
オウム事件は、「戦争経験」の一つととらえるべきである。 兵器を使って、警察官と民間人と「スパイ」を殺傷したのだから。 十五年戦争研究を数百時間やった私が、オウム事件にとりくむのも、何の不思議もない。むしろ、これまでしなかったことがおかしいの…
【上祐史浩被告に対する判決要旨】(量刑の理由の要旨) 被告人らは、教団の虚偽の主張を維持するようにとの松本の指示のもとに、○○(熊本県波野村に教団が取得しようとした土地の売り主=筆者注)に対し、捜査機関への供述を翻すように迫り、○○の押印のある…
【村井秀夫・元教団幹部刺殺事件 元暴力団幹部に対する判決要旨】 第一 公訴事実の要旨 被告人は、田中こと徐裕行と共謀の上、一九九五年四月二十三日午後八時三十六分ころ、東京都港区南青山所在のマハーポーシャビルの出入り口付近において、村井秀夫(当…
【K被告に対する判決要旨から抜粋】(弁護人の主張に対する判断の要旨) 一 弁護人は、被告人が本件犯行当時教団によるいわゆるマインドーコントロール下にあったことを前提に、(一)被告人は、感応性精神病に準じた状態にあり、心神耗弱または心神喪失の…
【H被告に対する判決要旨から抜粋】 一 (略) 二 量刑の理由(略 VX三事件について) 本件各犯行における被告人の個別の情状をみても、被告人は、被害者らにVXをかけて殺害するという松本(智津夫被告=筆者注)の指示をCHSの責任者である井上(嘉…
【山形明被告に対する東京高裁判決の要旨】(検察官および弁護人の論旨) 検察官の論旨は、被告人を無期懲役刑に処さなかった原判決の量刑は軽過ぎ、弁護人の論旨は、被告人を懲役十七年に処した原判決の量刑は重過ぎるというのである。(論旨に対する判断)…
【山形明被告に対する東京地裁判決の要旨】(量刑の理由の要旨) 本件は、オウム真理教教団の教祖麻原彰晃こと松本智津夫において、順次、教団の敵対者と判断した者三名を殺害することを企図し、同人の指示の下に教団幹部らと共謀の上、教団の武装化の一環と…