京都アニメーション放火殺人事件(京都市伏見区放火殺人事件、2019年07月18日)の資料収集の会

(元・オウム真理教事件・資料収集および独立検証の会、できるかぎり同時進行)

伏見事件から一年後、事件についてのメモ(追記あり)

[B! 事件] 京アニ放火事件 容疑者「小説を盗まれた」作品名をあげて供述 | NHKニュース 供述の信用性に疑わしさが残る。これまでの報道では、ほぼまったく固有名詞が出てこなかったから。/事件から一年間立っても、実行犯の、犯行前一年間の信用性の高い資…

京都新聞、朝日新聞、毎日新聞に対して、2回目の公開質問状をだしました(追記あり)

京都アニメーション放火殺人事件の報道についての2回目の公開質問状以前、公開質問状を出したものです。 1回目の公開質問状の返事はまだありません。なので、質問を1つにさせていただきます。京都新聞社は、京都アニメーション放火殺人事件について、この…

ロシア・Достое́вский地域での業務日記 60日目

2020年7月24日まで、いそがしくなる。 そこで、『カラマーゾフの兄弟』第四篇をすぐに公開することにした。 以下の記事にリンクを書いています。 コロナ感染拡大によって生活苦においちった学生1人を支援しています(期間限定公開)(追記だらけです) - オ…

『カラマーゾフの兄弟』P162-166   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦60日目]

ャのいわゆる『あの恐ろしい日』のことを、グルーシェンカに話したかもしれん。ああ、そうだ、話し化、やっと思い出したよ! やはりあの時モークロエ村で話したんだ。何でも、おれはぐでんぐでんに酔っ払っていて、まわりではジプシイの女どもが歌をうたって…

『カラマーゾフの兄弟』P158-161   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦59日目]

び声を聞きつけて、部屋の中へ駆け込んだ。一同は彼女の方へ飛びかかった。 「ええ、帰るわ。」長椅子から婦人外套を取りながら、グルーシェンカはそう言った。「アリョーシャ、わたしを送ってちょうだいな!」 「お帰んなさい、はやくお帰んなさい、お頼み…

伏見事件 記事の題名一覧 リンク集

伏見事件 新聞記事・雑誌記事の一覧 『京都新聞』その1(2019年7月18日-11月21日) - オウム真理教事件・資料収集および独立検証の会 京都アニメーション放火殺人事件の報道についての公開質問状 - オウム真理教事件・資料収集および独立検証の会 朝日新聞…

ロシア・Достое́вский地域での業務日記 58日目

国民化(と”社会人”化)の過程の分析を一から組み立てなおさないといけない。オウム事件とJCO臨界事故の時がそうだった。各政治事件と、相模原・伏見・川崎・そして座間の事件、この4つは間違いなく政治上の事件である。すこし、息つぎ。 『ドラえもん』と…

『カラマーゾフの兄弟』P154-157   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦58日目]

ような美しさも、三十近くなったら調和を失ってぶくぶく肥りだし、顔まで皮がたるんでしまって、目のふちや額には早くも小皺がよりはじめ、顔の色は海老色になるかも知れない、――つまり、ロシヤ婦人の間によくある束の間の美、流星の美だというのである。 ア…

京都アニメーション放火殺人事件から一年後 いまはこれで十分だ

わたしの考えでは、マスコミ関係者もインターネット関係者もポピュラーカルチャー関係者も、京都アニメーション放火殺人事件と”同じような事件”をふせぎたいと思っていないし、思うことができないし、意欲も能力もない。 これはまちがっているはずだ。まちが…

『カラマーゾフの兄弟』P150-153   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦57日目]

に対する考えを、あんな偉そうな調子で言ったのが恥しくもあった。 こういうことがあっただけに、いま自分のほうへ駆け出して来たカチェリーナを一目見た時、彼の驚きはなおさら強かった。もしかしたら、あの時の考えがまるで誤っていたかもしれない、と感じ…

『カラマーゾフの兄弟』P146-149   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦56日目]

悲しそうに言った。 「いいや、いいや、いいや。あれはお前の言葉を信用する。今度のはな、お前自身でグルーシェンカのとこへ行くか、それともほかに何とかしてあれに会うて、あれがどっちを取る気でおるか、――わしかあいつか、どっちにする気でおるか、訊い…

『ボボーク』(『ドストエーフスキイ全集14 作家の日記上』P049~P066、1970年、米川正夫による翻訳、筑摩書房)[挑戦55日目]

る。 しかし、居残ったもう一人のヴラス、つまり誘惑者のほうはどうなったか? 伝説は彼が憫悔のためにはって行ったとは語っていない。彼については何事をも伝えていない。あるいは彼もはって行ったのかもしれない。が、あるいは村に残って、今でも事もなく…

『カラマーゾフの兄弟』P142-145   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦55日目]

老人はその目の光にびくっとした。しかし、その時、ほんの一瞬間ではあったけれども、きわめて奇怪な錯誤が生じたのである。その際老人の頭から、アリョーシャの母はすなわちイヴァンの母である、という想念が脱け出してしまったらしい。 「お前の母親がどう…

『カラマーゾフの兄弟』P138-141   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦54日目]

イヴァン、誰が一たい人間をこんなに愚弄するんだろう? もう一ペん最後にはっきり言うてくれ、神はあるのかないのか? これが最後だ!」 「いくら最後でも、ないものはないのです。」 「じゃ、誰が人間を愚弄しておるのだ、イヴァン?」 「きっと悪魔でしょ…

『カラマーゾフの兄弟』P134-137   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦53日目]

けたほかの人を、みんな一人残さず呪いつくして、少しも容赦なさらないでしょうか? こういうわけですから、一たん神様を疑うようなことをしたところで、後悔の涙さえこぼしたら赦していただけるものと、私は信じているのでございますよ。」 「待てよ、」フ…

『カラマーゾフの兄弟』P130-133   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦52日目]

り見まもるだろうが、何か何やら少しもわけはわからないのである。事実、すぐわれに返るに相違ないけれど、何をぼんやり立って考えていたのかと訊かれても、きっと何の覚えもないに違いない。しかし、その代り、自分の瞑想の間に受けた印象は、深く心の底に…

『カラマーゾフの兄弟』P126-129   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦51日目]

で、甘いものと一緒にコニヤクを飲むのが好きであった。イヴァンも同じく食卓に向ってコーヒーを啜っていた。二人の下男、グリゴーリイとスメルジャコフとがてーぶルのそばに立っていた。見受けたところ、主従とも並みはずれて愉快に元気づいているらしい。…

『カラマーゾフの兄弟』P122-125   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦50日目]

らないが、そうする必要があったんだろうよ)、これから県庁所在地の町へ行って、モスクワにいる姉さんのアガーフィヤヘ、為替で三千ルーブリ送ってくれとの頼みだった。県庁所在地まで行ってくれというのは、ここの人に知られたくないからだ。この三千ルー…

『カラマーゾフの兄弟』P118-121   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦49日目]

の損失が生じたので、おれの手もとへ返したのは、みんなで二百六十ルーブリくらいのものだったらしい。よくは覚えていない。しかし、ほんの金だけで、手紙もなければ一言の説明もない。おれは包みの中に、何かちょっと鉛筆でしるしでもしてないか、と思って…

『カラマーゾフの兄弟』P114-117   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦48日目]

ね?』 『それは何のこと? 何だってそんなことをおっしゃるの?せんだって将軍閣下がお見えになったとき、そっくりちゃんとあったわ。』 『その時はあっても今ないんですよ。』 『後生だから脅かさないでちょうだい、一たい誰から聞いて?』と恐ろしくびっ…

『カラマーゾフの兄弟』P110-113   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦47日目]

間てやつは自分の痛いことばかり話したがるものだよ。いいかい、今度こそ本当に用談に取りかかるぜ。」 第四 熱烈なる心の懺悔―思い出「おれはあっちにいる頃、ずいぶん放埒をつくしたものだ。さっき親父がおれのことを、良家の令嬢を誘惑するために、一時に…

伏見事件 新聞記事・雑誌記事の一覧 『週刊現代』『週刊新潮』『週刊SPA』『週刊文春』その1(追記予定)

・記事はすべてテキストファイルに保存しています。『週刊現代』 週刊現代 | 講談社 日刊ゲンダイDIGITAL「日刊ゲンダイ」 2019/07/19 33人死亡の大惨事 京アニ“無差別放火テロ犯”の動機と素性 2019/07/21 京都アニメーション無差別放火テロ 何から何まで謎…

『カラマーゾフの兄弟』P106-109   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦46日目]

が、お前自分であのひとと親父のところへ行くなんて。」 「本当に兄さんは僕を使いにやりたかったんですか?」病的な表情をおもてに浮べて、アリョーシャはこう口走った。 「待て、お前はこのことを知ってたんだ。お前が一遍にすっかり呑み込んじまったのは…

伏見事件 新聞記事・雑誌記事の一覧 『毎日新聞』その1 (2019年7月19日-2020年2月16日-2020年6月10日)(追記予定)

京都アニメーションの検索結果 - 毎日新聞 2019年7月18日 京アニ火災 男は関東地方在住の41歳か 免許証で判明 2019年7月18日 「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」など製作 京都アニメーション 2019年7月18日 「ハルヒ」原作者・谷川流さん 「被害者の回復祈る…

『カラマーゾフの兄弟』P102-105   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦45日目]

はともあれ、自分を侮辱しようなんて気は起すはずがない、こう彼は固く信じていた。彼は世界じゅうで誰ひとり自分を侮辱しようとするものはない、いな、単にないばかりでなく、できないのだと信じきっていた。これは彼が何らの推理をも要せずに、とうからき…

『カラマーゾフの兄弟』P098-101   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦44日目]

第二 リザヴェータ・スメルジャーシチャヤ この事件には、グリゴーリイの以前からいだいていた不愉快な穢わしい疑いを、弁護の余地がないほど明確に裏書きする事情があって、それが彼の心を深く震撼させたのである。 このリザヴェータは恐ろしく背の低い娘で…

『カラマーゾフの兄弟』P094-097   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦43日目]

「わからにゃわからんでええ。しかし、それはそうに違えねえだ。もうこのさき口いきくなよ。」 そして、本当に二人はこの家を去らなかった。フョードルは夫婦の者に僅かな給金を定めて、ちびりちびりと支払うのであった。しかし、グリゴーリイは疑いもなく主…

『カラマーゾフの兄弟』P090-093   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦42日目]

へ地主のマクシーモフが現われた。彼は一行に遅れまいと、息を切らせながら駆けつけたのである。ラキーチンとアリョーシャは、彼が走って来る様子を目撃した。彼は恐ろしく気をいらって、まだイヴァンの左足がのっかっている踏段へ、もう我慢しきれないで片…

『カラマーゾフの兄弟』P086-089   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦41日目]

ない正直な人間である、と固く信じて疑わない、これが彼に友情をよせているアリョーシャを悩ませたものである。しかし、これはアリョーシャばかりでなく、誰一人として仕方のないことであった。 ラキーチンは軽い身分であるから、食事に招待されるわけにはい…

『カラマーゾフの兄弟』P082-085   (『ドストエーフスキイ全集』第12巻(1959年、米川正夫による翻訳、河出書房新社))[挑戦40日目]

うはっきりと言いきるの?」アリョーシャは眉をひそめながら、突然つっけんどんにこう言った。 「じゃ、なぜ君は今そういって訊きながら、僕の返事を恐れてるんだい? つまり、僕の言ったことが本当だってことを承認してるようなもんじゃないか。」 「君はイ…